パリでは車の運転はできない、と思いました。
パリの道路は放射線状に広がっています。 そのため交差点は5つ角、6つ角が当たり前で、さらに交差点の真ん中に大きな像が立っていたりします。 車はその像の周りをぐるりと回って行きたい方角へ曲がります。 信号があるのですが、いったいどれが自分が見るべき信号なのか、迷ってしまいます。 放射線状の道路は方角を見失いそうになります。 歩行者であれば立ち止まって通りの名前を見、地図と見比べて正しい方向を再認識できそうですが、車ではそうはいきません。 一方通行も多いので、自分が行きたい場所へ行くのに大きく迂回しなければならないかもしれません。 また狭い道路でも路上駐車がとても多いです。というより道路上に駐車スペースが確保されていて、駐車場の代わりになっています。 その停められている車と車の前後の間隔がとても狭いのです。 いったいどうやってここに車を入れたのだろう、どうやって出すのだろう、と思いました。 ある人に聞くと、押すのだそうです。手で押すのではなく、車で。。。 自分の車を前へ進めて前の車を押し、後ろへバックして後ろの車を押し、空間を確保するのだとか。 日本でこんなことをすると警察沙汰になりそうですね。 車が1台しか通れない一方通行の狭い路地もたくさんあります。 お店の前で荷物を下ろすトラックが10分程停まっていることがあるのですが、後ろに長い車の列ができてもトラックの運転手さんは全く気にせず、お店の人と談笑しながらのんびり荷物を下ろしていました。 後ろの車は文句も言わずクラクションも鳴らさずおとなしく待っていました。 パリの人のイメージが少し変わったような気がしました。もっとせっかちさんが多いかと思ってました。
by nihon-neko
| 2007-09-11 00:03
| 旅行・観光
|
ファン申請 |
||