地上階のドームと大きな時計は電車が入ってくるホームの様子を彷彿させます。 美術館前には開館時間すぐだったにもかかわらずチケット購入の長い列ができていました。 ミュージアム・パスやチケットを既に持っている人は反対側の団体入場口に並びます。こちらの列は短くVIP気分です。 入り口のセキュリティでかばんを見せ、金属探知機をくぐって中に入ります。 落穂ひろい(ミレー)の前は人だかりがしていました。 美術の教科書にも載っているくらい有名な絵です。 ピアノを弾く少女たち(ルノワール)がありました。 私はルノワールの絵が大好きです。特に女性の肌の質感にあこがれます。血管が透けて見えるほどの白い肌、ほんのりピンク色にそまった頬など美しくてみとれてしまいます。 この絵はガイドブックにオランジュリー美術館所蔵と載っていたので、あれ?記載ミスかな?と思いました。 実はルノワールはこれと同じ絵を5枚描いたそうで、パリのオルセー美術館、オランジュリー美術館の他、ニューヨークのメトロポリタン美術館にもあるそうです。 どれも少しずつ構図が違うのですね。見比べるのもおもしろいです。 ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット(ルノワール)も好きな絵の一つです。 パリのモンマルトルにあったダンスホールで楽しむ人々を描いた絵です。とても楽しそうで、会話や音楽が聞こえてきそうです。 バレエの稽古場や舞台を描いたドガの「踊り子」も色々ありました。 バレエの衣装やバレリーナの体型、少しあこがれです。顔が小さくて手足が長くてきゃしゃで、きっと自分と程遠いせいでしょうね。 踊り子のブロンズ像もありました。とってもかわいいですがチュチュは本物の布でしてちょっと汚れてた様な。無理もないですが。 カフェ横からテラスに出てセーヌ川沿いの景色を眺めます。 向こう岸にルーブル美術館が、遠くにはモンマルトルの丘が見えます。なんとなくパリの空気に触れた気がしました。まだ初日ですもの。
by nihon-neko
| 2007-09-18 23:11
| 旅行・観光
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