先日借りた本を返す際、お礼にちょっとしたものを差し上げました。
スーパーで数百円で買えるものだし、負担になるものではないかと思っていました。 かなり恐縮されて、それでも受け取っていただけました。 その時「もうこんなことはやめてくださいね」と言われ、ちょっぴり心にひっかかるものを覚えてしまいました。 急なことでびっくりされたのと、そんなつもりで本を貸したのではないということ、また次に本を貸す時に気を使ってしまうから、なんだろうと思います。 もちろん、このことが原因でぎくしゃくしてしまうようなことはないのですが。 そういえば、と、ふと思い出したことがありました。 その昔ある方と食事に行った際、帰り際に、ご馳走していただけるとの申し出がありました。 私はそのお申し出を受けるのが何だかとてもずうずうしい気がして。。。そして執拗に固辞してしまいました。 結局はご馳走になったのですが、その時の彼の少し困ったような顔。。。 素直に「ありがとうございます」と言えばよかったです。 人の好意を受けることに慣れてなかったです。 照れもあったのでしょうね。もう若いともいえない年だったのに、大人気なかったなぁと今では思います。 以前新聞のコラムでこんな話を読んだことがあります。 「お言葉に甘えて、ご馳走になります」と言うと、支払いを申し出た方も気持ちよくなりますよ、と。 自分の照れくささや遠慮が、相手に気まずい思いをさせてしまうのですね。 それにしても、たった一言添えるだけで。この場合は「お言葉に甘えて」かな。 相手が受ける印象はまるで違ってしまうなぁと思いました。 ”言葉”は大事にしなければいけないですね。 一度声に出してしまうともう取り戻せないですもの。 一言一言を大事に話せる素敵な女性になりたいです。
by nihon-neko
| 2008-07-10 13:12
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